サックスにはリードといわれる植物の葦(アシ)で作られた薄い振動板を歌口(マウスピース)に付けて音を出します。
先端に向かって薄く削られていて、引っかけたらすぐに割れてしまうとても繊細な物です。
リードはフランスのヴァール地方で採れた物が最も良質とされ、音が良く長持ちします。
演奏者の好みや演奏スタイル、演奏ジャンルに合わせて多くのメーカーから数多くの種類のリードが発売されています。
数多くのリードメーカーが存在しますが、
世界的に有名な2社を紹介します。
ヴァンドレン
フランスのメーカー。
リードの他マウスピースやリガチャーなどでも有名。
加工精度が高く生き物でありながら安定した性能を誇ります。
非常に使用者が多く世界的に支持されています。
画像左から順にクラシック・吹奏楽に最適なトラディショナル(通称青箱)
ジャズ・ポピュラー向けにアメリカンカットのJAVA(緑)
フレンチカットのJAVA(赤)、V16・ZZなどの種類があります。
リコー
アメリカのリードメーカーでヴァンドレンと人気を二分しているメーカー。
リードの種類も多く演奏スタイルによって使い分けることが可能です。
クオリティも安定しています。
吹いた印象としてはコシがやや弱いが楽に大きな音が出て音にハリがありコントロールがしやすい感覚です。
下記の種類があります(例はアルトサックス用)